買わなくても、大丈夫
手放しては、また同じ本を買い…を3回ぐらい?繰り返した本があります(ごくたまに、このようなことがあります…)。
きっと、私には必要な本だったんですね。
今は電子書籍として、私のもとにいてくれています。
金子由紀子さんの『買わない習慣』
何か衝動的に物を買いたくなる時、この本が何度もブレーキになってくれました。
金子さんの本はある時期、ほとんどの本を読んだと思いますが、いつまでたっても私に必要だったのが、この『買わない習慣』です。
具体的なのが、とてもいいんです。
特に良いのが、3組の人たちがトライした「買わない一週間」のレポート。
あ~こういうこと、あるある~という小さな出費が重なり、特に浪費した覚えがないのに、何千円も消費している…
例えば。
会社に行く途中に、ジュースを買う。
帰りに、駅ビルやコンビニに寄る。
………
でもその一方で、
銀行の帰りに何かお菓子を買いたくなったが、家にあるものを思い浮かべて思いとどまった。家にあったアイスを食べた。
など、ポジティブに、買わない方向に、自分を誘導できている!
それができたら、とても充実感を得られるのではないでしょうか。
まるでゲームのように、買わないことにチャレンジするのは結構楽しいな、とレポートを見ていて思ったのです。
私にも、やれるんじゃないか?
そして当時、実際やれました。
金子さん曰く、
最も大切なことは「買わない」を積み重ねていくことによって、「買わなくても大丈夫になる」ことでしょう。
そのとおりですね。
「買わない一週間」のレポートにも金子さんがコメントをされているのですが、その中で、
「買わない」と決めると、途端に「今あるもの」が光って見えます。
という、これ。本当にそうだな、と思います。
お金を使わないことが、なんだか前向きでとても楽しいことに思えたのは不思議です。
今はこの本に出合った頃と違い、物を捨てている日々なので、そもそもの購買意欲がかなり薄れています。
ですが、大事なことを忘れそうになった時、これから先もまた、この本を読み返すかも知れません。
本の中で、金子さんが言われていましたが、
・ほんとうに必要なモノはきちんと手に入り、暮らしに要らないモノがない。
・心と体が健康である。
・ヒマをもてあますことも、時間に追われることもない。
この3つを満たしていれば、それは満ち足りた、質の高い暮らしと言っていいでしょう。
ミニマリズム生活にも通じる、生きていくうえでとても大切な事だと思います。
それでは、また!