天気はdidを使えません(汗)
こんにちは、madoitaです。
先日慌てた様子の生徒(中学生)から英語の質問が来ました。
写メによると学校のプリント宿題のようでした。
(こういう宿題プリントが後々、中間テストや期末テストにそのまま出題されたりするので気が抜けません。)
お母様のLINEを使わせてもらったようで、
“お忙しいところをすみません。〇〇です。この25番の問題、天気のところ、didであってますか?”
そんな、切羽詰まった様子の質問でした。
did???
写メを拡大してよ〜くみてみると、短文が( )で穴埋めになった英文の( )を埋める問題でした。
見てみると、英文は確かに天気の話。
did???
いえいえ。
天気のいい方は、今も昔も『It’s ~. 』
be動詞なわけです。
日本語訳は、「昨日は雨でしたか?」
なるほど。
きっと日本語訳を読んで英文は“過去だ”と判断したので、先ほどから多出している『did』という発想になったのでしょうね。
be動詞と一般動詞の混乱、be動詞の使い方の迷い
英語の世界に動詞は2種類しかありませんが、どちらの動詞を使うのか。とっさに判断しないといけない時ほど、迷いや間違いが生じやすい。生徒たちを見ているとそう感じることがあります。
とっさ、といえば。スピーキングの練習などはとっさの対応でしかありませんが、
He … having….
という、ライティングでは絶対にしないような文法ミスが生じていることがあります。
この時は英文描写だったので、be動詞+〜ing でOKと頭では絶対わかっているはずですが、慌てていたり面接試験の本番なんかで緊張も加わると、動詞なしの現在進行形(にしたい、と本人が思っている)が口から飛び出すんだなぁと感じます。
状況描写については、一般動詞で切り抜けることもできるので動詞の種類にこだわることはありません。しかしbe動詞・一般動詞というたった2種類の動詞に、ノンネイティブの私たちは結構振り回されているのかも知れないな、と感じた出来事でした。
ちなみに、本日登場した中学生は英語は得意としている子。リスニング・リーディングが難解な検定試験をいくつもクリアしている子です。
ど忘れ、ということも人間なのであります。
しかし、基本を大切にするということ。やはり、これに勝るものはないのだと改めて痛感する出来事でした。
少なくともこの子にとっては(やらなくてもできている子も多いと思いますが)、毎週レッスンで会話している「How’s the weather?」「It’s sunny.」だけではまだまだ『基礎を大切にする』訓練が足りないということ。「Is it sunny today?」さらに時制を変えて「Was it rainy yesterday?」までしっかり広げて訓練していこう。
わかっていると思っていてもしつこく、多方面から様々なアプローチをしながら英語を染み込ませることは本当に必要不可欠。
それでは、また!