しばらく続く?突然の殺到現象
こんにちは、madoitaです。
多くの人が、1点めがけて殺到する。
コロナ禍が始まってから、あちこちでゲリラ的に起こっているな、と感じます。
それもバーゲンセールで云々、というレベルではなく、命がかかっている、生活がかかっている、というかなり深刻なことにおいて、起こっているように思います。
今回のTOEIC申し込み殺到はすさまじかった
約半年ぶりにTOEICテストが再開されることになりました。
9月から実施で、人数制限がある。よって、早めに締め切られる可能性が高い、という情報はずいぶん前から聞えていました。
申し込み時間の10分前、パソコン・iPad・iPhoneをスタンバイさせ、万全の態勢で臨みました。
ですが。
結果から言いますと、申し込むことができませんでした。
申し込み時間以前から、すでにTOEICサイトはサーバーがダウンしており、接続できません、のフリーズ状態。3つのガジェットすべてが動かない状態でした。
1時間ぐらいたち、なんとかiPhoneがつながり、『申し込みを確定する』のボタンを押すだけ、という段階になって、10回押しても画面が変わらない…。そのうち、受験地の『広島』という文字がうすくなり、満席となってしまいました。
その時点で、軽くパニック。
残りは、北海道の一部、岩手、山口、四国の一部、九州中部の都市しか残っていませんでした。
山口まで受験に行こうか、一瞬考えましたが、高速を2,3時間運転して往復+あのハードな2時間の試験、と考えると現実的ではなく、泣く泣く次回10月の受験にかけることにしました。
余談ですが、その後全国のすべての都市の文字が薄くなり、夕方には全会場が満席という驚異の結果になっていました。このような画面を初めて見ました。
どうやら地元で受験できない受験生は、かなりの人が県をまたいで『移動受験』をされるようで…(コロナ禍だというのに…)。いったいどうなっているんだ?と目が回りながら、全国にこんなにTOEICを受験したい人がいたんだとそちらも心底驚きました。
騒動の理由
これほど一つの試験に人が殺到したのは、TOEICという試験の立ち位置にあると思います。
・会社にTOEICの点数を報告しないといけない企業が多い。
・合格不合格の英検などと違い、TOEICの点数には期限がある。
定期的に受験を続けないといけない、という性質の試験で、なおかつ会社への提出、つまり昇進・昇格・海外赴任あるいは、リストラの足切りに使われる、という社会人にとってシビアすぎる立ち位置にある試験、ということが、これほどの騒動になったのは間違いありません。
今回の殺到は、『生活がかかっている』部類の殺到でしたね。
しばらく続く?『突然の殺到現象』
思い出さざるを得ないのが、少し前に起こったマスク騒動です。
マスクは全国民の関心ごとであり、『命がかかっている』部類の殺到でした。
店頭にならんでいたらそこでもめた、などもう遠い昔の話になりつつありますが、記憶に新しいのは某メーカーの、ネット限定販売マスク。
やはり、サーバーダウンして接続自体が不可能だったと記憶しています。
NHKニュースにもなりました(今回のTOEIC騒動はネットでニュースになっていました)。
マスクもTOEICも、提供する側には“想定不可能な事態”だったのでしょうね。
これまでにないことが起きている。
でももう、これからは当たり前に起きてくる。
そう思って先を見越してかかっていかないと、世の中のあちこちで今回のような“小さな爆発”が起こってくるんだと思います。
こんな事態になるとは、思いませんでした。
とか、
ご迷惑をおかけいたしました。
ということが、他分野でも今後多発するような予感がしてきました。
それでは、すまないのですが…。
先を見越すのは難しいけれど
どの分野も、これまでにない“想定外”が次々起こっています。
なので、事態についていくのが精一杯で、見越して新しい対応をする、まで手がまわっていないのかも知れません。
以前、鴨長明の『無常』について書いたことがありますが、コロナがなくとも世は移り変わるもの。新しい動きに対応するのは大変ですが、うまく波にのって、やわらかく変化に対応していきたいものです。
とはいえ、個人ではそうできても、企業単位となると時間が必要かも知れません。
TOEIC IIBC試験運営センターには、今回の自分の意見を送信しました。
小さな力ですが、いろいろな意見をかき集めて『新しい生活』に対応されることを期待しています。
おまけ:
つい先日、マスクの抽選に当選されました!というメールが来ました。本日お話した、某メーカーのマスク。10回目の抽選で(笑)当選したようです。1,2回目の抽選に外れて、応募したことすら忘れていました。しかし、欲しかったのはひっ迫していた『あの時』だったんだよね~と思いつつ、ストックさせてもらうことにしました。