おにぎりをもって避難所?~防災グッズの正解とは?
こんにちは、madoitaです。
2年前の昨日7/6は、忘れもしない西日本豪雨に襲われた日。
そんな日に、再び携帯電話の警報音が何度も鳴り響き、市役所のサイレンが断続的に流れる日になりました。
はっきり、しっかり、2年前のことを思い出しました。
みなさん、どうかご無事にお過ごしください。
今日は防災グッズのお話。
場面によって、分けて考える必要がある
そんなわけで当然西日本豪雨の後、防災グッズ入りのリュックを購入。
常に水を家に常備、水やお湯で食べられるレトルト食品、そして一番大切な携帯トイレなど、あれこれ試行錯誤しながら、防災グッズをそろえては点検、を繰り返した2年間でした。
防災グッズの正解は人ぞれぞれ
ただ、やりながら思ったこと。
それは。
①避難所に行く場合に必要なもの。
②水・電気・ガスが止まった中、家の中で避難生活を送るときに必要なもの。
この2つは必要なものが異なるということです。
①の場合、必要なのは防災リュックということになります。
着るもの、寝る時の銀マットや銀毛布、簡単な食べ物。配給されるものもあるけれど、避難所の場合は個人的に必要だと思うもの、配られることが絶対にないものを優先的にもって行く必要があります。
肌着や、お子さんならお気に入りのおやつなど。逆に、水などは給水車などが来てくれる可能性が高いです。
②の場合、家なので着るものやマット類は不要です。
その代わり、家から出られないと仮定して、ある程度の回数食事ができるぐらいの食べ物、そして水が必要になるでしょう。
電気が使えないと仮定して、携帯できるあかりはたくさんあるに越したことはないです。懐中電灯以外に、ソーラー充電式のもの、置けるタイプのものもとても優れています。
また、カセットコンロなど携帯ガス(登山時のものでも◎)があると、簡単な調理ができて、精神的にも少し気持ちが楽になると思います。
トイレ問題を考えたい
①でも②でも必要となってくるのは、携帯トイレなどのトイレ問題の解決。
本当に個人的な感想ですが、問題の大半はトイレ問題といっても過言ではありません。
水分を凝固させる携帯トイレや、匂いが外に漏れない特殊なポリ袋など、真剣に考えました。
家であれ外であれ、水・電気どちらが止まっても、トイレは普段通りに使うことができません。
避難所に行かない場合、移動できる範囲に水・電気が止まっていない場所(ホテルや親せき宅など)があればとりあえず身を寄せるのもとりあえずの解決方法ではあります。
ライフラインの大切さを、身をもって経験しました。
★場面によって防災グッズをわけてスタンバイされている、やまぐちせいこさんという方の動画が完璧!?で感動したので、ここにリンクを貼っておきます。私はここまで完璧にできないですが、もしかして日本一完璧な防災グッズ準備?と感じました(やまぐちさんは4人家族のミニマリスト、防災グッズ以前に、もともと尊敬している方です)。防災だけでなく、家族がコロナにかかったら、という想定の対策もされています。
おにぎりを持って避難した90代のおばあちゃん
だいぶん前にニュースかドキュメンタリーでみたのですが、避難所に行かないといけない状態になった一人暮らしの90代のおばあちゃんの取材を見たことがありました。
そのおばあちゃんは避難すると決めると、すぐにお米を炊いておにぎりを2,3個にぎり、それをリュック型の軽そうな布巾着に入れて避難所に行かれていました。
すぐ逃げないと命に係わる場合を除き、少し時間的に余裕があるならば、まず非常時にはお米を炊く。
これはある一定の年齢より上の女性が口にするのを時々聞きます。
西日本豪雨の時もそうでした。
『お米を炊けば、何とかなる。』
防災グッズをあれこれリュックに詰めることもなく、出来立てのおにぎりとタオルなど、本当にすぐに自分に必要な物だけを巾着に入れて両肩に背負って、とっても身軽に避難所に向かったおばあちゃん。
やっぱり、年齢を重ねた女性はちがうな~とつくづく感じました。
そしてあの時のおばあちゃんの言動は、まちがいなくミニマリストです。
防災グッズの正解は?
防災グッズに何をそろえるかに、正解はありません。
一般的、といわれる防災グッズリストに目を通すのが早いですが、そこから先、必要なものはやはり、自分にしか分からないのかも知れないな、と防災リュックを確認するたびに思います。
あのおばあちゃんは、避難所についてすぐにあのおにぎりを食べたのかな?
未だに思い出すあのおばあちゃん。
あんなふうに、物のわかったおばあちゃんになりたいものです。
防災グッズは確認するたびに、他に正解があるような気がします。
ただ、そうやって悩みながら時々中身を入れ替えてアップグレードしていく作業自体が大切なのかも知れません。
今でも、誰かの防災グッズの紹介があると、テレビでもYouTubeでも結構必死で見てしまいます(笑)。
皆様。
梅雨末期のこの時期、ご安全にお過ごしください。
それでは、また!