ゆるい生活で
昨日の話に関連しますが。
パンとスープとネコ日和、原作者は群ようこさんです。
その群ようこさんが書かれたエッセイに、
『ゆるい生活』
という作品があります。
↓もう文庫になってます。
気楽な面白エッセイかな?と手に取ると、
そうではなく。
ご本人が、ある日原因不明の目まいを起こし、漢方薬局に通うことになる、というリアルなお話でした。
読んでいるうちに、
人ごとではない!
と思い、群さんの体調の変化をまるで自分のことのように、真剣に読み進みました。
そして読み終わったとき、この本は手元に置いて、時々自分を振り返ろう、と思ったのです。
漢方薬局の先生が群さんに言われたのは、
・体が冷えていて、余分な水分が溜まっている。それを外に排出できていない
・胃が弱いのに、過食ぎみになっている
・甘いものを食べすぎ
(甘いものは体を冷やすから、食べ過ぎるのはよくない。砂糖をおいておくと、水分をとりこんでベタベタとなる、あれと同じ事が体の中でおこっている)
・午前中の家事や買い物はともかく、1日にやることは、ひとつにする
(趣味などはやっていて楽しいので、疲れている自覚を持つのは難しいけれども、疲れたと感じたときは相当に疲れているので、その前にちゃんと休みをとらないといけない。)
もちろん、これは群さんが先生からいわれたことです。
しかし自分にも十分、思い当たりるふしがあります。
群さんは毎回漢方薬を処方され、先生から激痛を感じるほどのリンパマッサージを受けるわけですが、
・水分を控える、
・甘いものをとらない、
などきびしい?食事療法も受けられ、だんだん回復されます。
その頃には、自然に体重が2キロ減っていたそうです。
もちろんこれは人の話ですが、
1日にやる事が多すぎる、
オーバーワーク
を自分がしているとはこの時まで考えた事がなく、はっとしました。
なかなか、
♪月曜日は市場に出かけ〜
火曜日にお風呂に入る〜 ♪
の歌のように、1日にやる事は1つ、というのは現代社会では難しいでしょう。仕事もあります。
ですが、
少しずつでも、
自分は無理していないか?
やりすぎていないか?
日々の瞬間に振り返ることは必要だな、としみじみ思った、この『ゆるい生活』でした。
それでは、また!