「こんにちは!」
届いたばかりのランドネ3月号を読んでいて、ふと思い出したことがあります。
それは、世界遺産でもある宮島。
宮島には宮島弥山、という山があります。
島自体が宮島弥山、ともいえますが…
その弥山登山をするたびに感じていた、違和感です。
♪♪♪
宮島は日帰りできる距離なので、子供の頃から数え切れないほど行っています。
最近は、弥山登山が目的で宮島入りすることも増えました。
整備された、まったく雰囲気の違う登山道がいくつかあるのも魅力の一つで、これまで4通り利用したことがあります。
ところがこの弥山、とても特徴的な点があるのです。
それは。
観光地ゆえの特長ですが、弥山の8号目あたりまで、ロープウェーで行くことができるのです。
つまり、ここまでは普段着のまま、気楽に観光に来ることができます。
しかし。
この先、上。
◆大聖院・弥山本堂のお寺詣りをする方、
◆そのさらに上の、弥山頂上を目指す方、
は、どうしてもこの先、歩いて上がるしか方法がありません。
つまり。
ロープウェーの終点と登山道が合流する地点から上の道は、
観光客と登山者が、混ざって登っていく、
という図になります。
◆登山のマナー
この、
観光客と登山者が混ざった状態で登山道を行く、
ということが、何につながるかというと…
→登山者同士がすれ違う時は、「こんにちは!」と声を掛け合う、
→観光客とすれ違う時は、無言。
という、ややこしいことが発生するのです。
この弥山現象、もう慣れたといえば慣れましたが、やはり未だに、違和感は拭い去れません。
すれ違う人と「こんにちは!」と声を掛け合うのは、登山のマナーです。
ですが観光客の方の場合、いきなり「こんにちは!」といわれても、ビックリされるだろうし(悪い気はしないかも知れませんが)、とまどうだろう…と思います。
こんな事情から、すれ違いざま、瞬時に、
登山者か、観光客か?
を見極める、という通常の登山では考えられない状況になってたりします。
♪♪♪
最後に一つ。私のひそかな、弥山ならではのお楽しみを^_^
登山する前、運良く参道のお店が開いていたら(登山は早朝開始が多いので)。
できたてのもみじ饅頭を買って、登山口に向かいます。
登る前に一つ食べ、
登った後の休憩でもう一つ食べます。
まだほんのりあったかく、ふわふわのもみじ饅頭。
登山の後にいただくもみじ饅頭。
至福の時です。
それでは、また!