mont-bellにみる、ミニマリズムとウィズコロナ
こんにちは、madoitaです。
登山用具大手mont-bellの辰野会長の特集を偶然見ました。
mont-bellといえばこの度、登山用品の技術を生かし医療用の防護服を独自に開発して無償提供したことが話題になっていましたね。辰野会長自らミシンで縫われている姿にちょっと感動しました。
私は登山をしますが、持っている登山用具や服の大半は mont-bellです。
mont-bellウィズコロナ
防護服以外にもこの度 mont-bellはマスクも作られていました。
このマスクも登山用のTシャツなどに使用されるウィックロンという速乾素材でつくられているので、洗ってもあっという間に乾きます。
その良さを知っているので、すぐにマスクの抽選に申し込み、なんとか抽選に当たりマスクを2枚手に入れることができました。
医療品として見た場合『とりあえず』のマスクではありますが、付け心地が良いです。辰野会長自ら、マスクのつけ方の動画もあげていらっしゃいました。
登山用具=防災用具=ウィズコロナ
登山用具のすべてにいえる、軽さ・丈夫さ・安全さというのは、防災用具にそのまま役に立ちます。
山で使うヘッドライト・シュラフ・アルミの毛布・簡易トイレ・ガスなどは、一見登山のお楽しみ用品ですが、そのまま災害用品に早変わりします。
そして、この度のような“コロナウィルス”という名の災害時には、
シュラフの技術をそのまま生かした防護服に早変わりしました。
速乾素材はそのままマスクに生かされました。
登山家の考え方ウィズコロナ
登山は自分の命と常に隣り合わせです。
どんな低山であっても、山では何が起こるかわかりません。
迷わないと確信していても、道に迷うかも知れない。
思ったより早く、天気が急変して荒れるかも知れない。
そして自分が生きて帰るということが常に最終目標です。
そのために絶対に必要なのは、流動的な目の前の出来事に柔軟に対応し、自分が生きて帰るということを主軸に、臨機応変なしかも正しい判断をすることが求められます。
(逆に、頂上で雲が晴れるまで、1時間、2時間と気長に『待つ』という長期的な判断をすることも登山ではあるのですが。)
これ、何かに似てませんか?
今私たちが置かれている、ウィズコロナの生活とよく似ていると思いました。
相手は、山という大自然であり、目に見えないウィルスです。
人間の都合では、どうにもならない相手です。
しかし必要なことはきっと同じ。
どんどん動いていく目の前の出来事に臨機応変に対応しながら、正しいと思う方向へどんどん進んでいく。
これしかないのだろうと思います。
800年前に4度の災害に悩まされた、鴨長明がそうであったように。
ミニマリズムとも並行してつきあっていきたい
登山用具・災害用具と聞くと、やはりこの世界でもミニマリズムが必要なんだなぁと改めて感じます。
登山用具自体が、ミニマリズムであるからです。
そして災害用具もミニマムでなければ、荷物が多すぎて逃げ遅れる、というような生命にかかわる事態になります。
こちらは、梅雨入りしました。
雨とウィズコロナの中、自粛期間中とはまた違った考えも浮かんでくるこのごろです。
世の中は、“行く川のながれ”なんだと思えば、少しは自分の思考も楽になるような気がしています。
それでは、また!