三千円の使いかた、に思う
今年読んだ本の中で、時間が経ってもふとした時に何度も内容を思い出す本があります。
一見、実用書に思えるのですが、実は短編小説です。
ある家族のお金に関するエピソードで、年齢・立場など様々な角度から語られている短編小説の集まり。なかなか興味深いのです。
姉が妹に話したことの中で印象に残っているのは、
・まずは100円を貯金すること。
・その100円が1ヶ月後に3000円になったら投資信託に投資してみること。
・貯金箱は買わない。100均で貯金箱を買う、その100円を貯金する。
というくだり。はっとしたものです。
お金を貯めるとはどういうことか、を小説という形で、具体的に、現実的に教えてもらった気がして、読後も内容を忘れずにいる、大切な1冊になりました。
70代のおばあちゃんが、和菓子屋でアルバイトを始めるエピソードも好きです。
それでは、また!