未来に生きます!
こんにちは、madoitaです。
先日NHKの番組で拝見した89歳の女性の生き方に感銘を受けたので、ご紹介したいと思います。
■写真を全捨て!
一番感銘を受けたのは、番組の最後の最後で89歳の女性が
自分のアルバムの写真を全捨て
していたことです。
ペーパーナイフで。
軽やかな手さばきで。
昔ながらの糊で張り付けるタイプのアルバムから、気持ちいいぐらい軽やかに1枚1枚の写真を外され、ゴミ袋にポンポン入れていかれていました。
お一人住まいなので、作業も決断もすべてお一人です。
私は物の処理について(特に写真などを)ここまで潔くお一人で全捨てできるご高齢の方をこれまで見たことがない気がして、驚きながらも心地よく、
こんなおばあちゃんになりたい!
と強く感じました。
■「未来に生きます!」
この女性は写真をどんどん処分されながら、
「思い出は全部捨てます。老い先は短いけれど、私は未来に生きます!」
と、きっぱりカメラ目線で言われていて、ちょっと感動してしまいました。
私など写真を選別してデジタル化して…という整理をしているので作業に時間がかかっており、まだ1/2から 1/3ほど、写真が残っています。なので、89歳のこの女性のように
潔く作業
できたらいいのになぁ尊敬してしまいました。
■タイムリミット
なぜNHKのドキュメンタリーがこのような流れになったかと言いますと…
誰もが直面する様々な人生の「タイムリミット」。その時、人は何を思い、どう行動するのか。今回は1人暮らしをする高齢女性の決断の時までを追う。親世代も子世代も必見!
詳細
定年の日、試験日、結婚式、一生の中で、誰もが、人生を変えるようなタイムリミットを迎えるときがくる。その時、人は何を思い、どう行動するのか?今回の主人公は、子供と離れ1人で暮らす89歳の女性。体調を考え、1人暮らしをやめるように迫られた時、どうするのか?子供と同居?近居?施設に入る?果たしてその決断は…?高齢の親を持つゲストの大久保佳代子、マキタスポーツもドキドキ!?あなたならどうする?必見!
というのが、番組の趣旨でした。
この89歳の女性はお子さんと離れた場所で一人暮らし。
ですが、
毎晩赤ワインとおつまみでゆっくり1時間夕食を楽しまれていて、
見ているだけでもこちらも楽しい気持ちになってくるような、楽しい1人暮らしをされている方でした。
広いお家もきちんと片付いていて、一人暮らしをこれからも満喫したいというご本人の気持ちも分かる気がしました。
ところが。
最近2度ほど高血圧で救急車で運ばれることが重なり、心配したお子さん達から一人暮らしをやめるように言われました。このことから、89歳の女性は
この先どこでどう暮らしていくのか
の選択を迫られることになり、それが引っ越しの『タイムリミット』になった、というわけです。
■こんな女性になりたい
最終的には、お嬢さんのお家に同居という決断をされたこの女性。
その引っ越し準備中にアルバムの写真の全捨てをされており、私が感銘をうけたシーンが登場したわけです。
お嬢さんのお家に行かれてもこれまで通り、
食事も部屋もテレビも別々。
自分のスタイルを守るということをされていて、ここも感銘を受けました。
案外、というかお互い干渉せず、それぞれが自分のペースを守るということが、同居する上でとても大切なのかも知れません。
潔く・ミニマルに・素早く行動。
年齢を重ねるほど、このようなことは難しくなるのかも知れませんが、私はそれを軽やかにこなせる人になりたい、心の底からそう思いました。
それでは、また!